魅力的な三拍子のサウンドが鳴る仕組み

ハーレーダビッドソンハーレー独自のアイドリングサウンドを日本の愛好家の中では「三拍子」と呼ばれています。本場のアメリカでは「ポテトサウンド」と呼ばれていて、エンジンの音が「ポテト、ポテト、ポテト」と聞こえることからこの呼び名になったようです。
古いタイプのハーレー(旧車)はこの三拍子を聞くことが出来ましたが、2007年以降には全モデルに電子制御システムが使われているので、三拍子は聞くことが出来なくなっています。
ただし現代に発売されたハーレーでもカスタマイズを行えば、三拍子を聞くことは可能です。

三拍子に聞こえる仕組みには諸説あります。リヤシリンダーが失火して、同時に点火している火が未燃焼ガスに火をつけているという説や、前後のシリンダーで点火時期が合わせられないため、三拍子に聞こえるなどです。他にもマニホールド内の脈動による影響という考え方もあります。また45度Vツインも要因の一つと考えられていて、45度という絶妙な角度によって前後のピストンが一つのピンでクランクに連携し、独特のリズムを奏でているののです。重いフライホイールも三拍子を出す条件で、45度のVツインは変則的に爆発するとリズムは不規則になります。

不規則になるとエンストしやすくなりますが、それをサポートしているのが重いフライホイールです。フライホイールが引き起こす慣性力によって、不規則で低い回転でもエンジンが回り、三拍子を出すということです。

綺麗な音を出すためには、アイドリングをするときの回転数を出来るだけ少くします。600回転から700回転程度にして、点火するタイミングを見計らって動かすようにしましょう。走行距離やハーレーのモデルによって音の出し方が違ってくるので、チューニング作業も必要です。